単身赴任中の皆様、今日もお疲れさまです。60歳のあまべんです。
さて、これまで9話にわたり、単身赴任者の悩みに寄り添う形で、私の6年間の経験と、そこから生まれた「仕組み」と「哲学」について、包み隠さずお話ししてきました。
今回が、いよいよ「弁当編」の最終話となります。
これまで私の物語の中に、何度も、何度も登場した二つの存在。
「ファイトケミカルスープ」と「黄金出汁」。
この最終話では、この物語の原点とも言える二つのスープについて、具体的な作り方、効用、そして何よりも「なぜ、私がこれを3年間も作り続けることができたのか」という、続けるためのコツのすべてを、感謝を込めてお伝えしたいと思います。
もし、あなたが「何か一つでも、自分も始めてみたい」と感じてくださったなら。
この最後の物語が、その最初の一歩になるかもしれません。

黄金出汁 1L(昆布+煮干し(いりこ)+削り節)— すべての「旨い」の原点
単身赴任を始めて、出汁だけをそっと味見した時の、あの衝撃。
「なんやこれ、むちゃくちゃ旨いやんけ…」。それまで感じたことすらなかった「旨味」という感覚に、私は開眼しました。
この出汁で作る味噌汁は、私の料理の中で、唯一ブレることなく、安定して「最高に旨い」と感じられる一品です。
この「旨い」と感じる小さな喜びこそが、料理を続ける何よりのモチベーションになります。
材料
- 水 1L
- 昆布 10g
- 煮干し 30g
- 削り節 30g
つくり方(放置式)
- 夜:ポットに「水+昆布+煮干し+削り節」を全部入れ、冷蔵庫へ(8〜12時間)。
- 朝:取り出してティーバッグでゆっくり濾す(火は使わない)。
- ここで約800mL取れる。残った削り節・昆布・煮干しは鍋に移し、水300mLを追加して沸かし、旨味を取り切る。
- 冷ましたら合計でちょうど1Lにする。
- 250mLずつ冷凍バッグでストック。
ファイトケミカルスープ — 家族が唯一「うまい」と言ってくれた、奇跡のスープ
このスープは、私の健康の柱であると同時に、少しだけ特別な思い出が詰まっています。
それは、このスープが唯一、家族が「うまい」と言ってくれた、私の料理だったからです。
味付けは一切せず、野菜を煮込むだけ。
その素朴な旨味を、妻も子どもたちも、黙って飲み干してくれました。
「味付けせん方がええ」と言われたこともあります。
「免疫力を高める」という科学的な効用以上に、このスープは「俺も、家族に喜ばれるものを作れるんだ」という、自己肯定感の塊なのです。
材料
- 水 1L
- 玉ねぎ 100g(皮→野菜くずバッグ)
- にんじん 100g(皮ごと/β-カロテン)
- かぼちゃ 100g(ルテイン)
- キャベツ 100g(芯→野菜くずバッグ)
- 冷凍野菜くずティーバッグ 適量
つくり方
- 鍋に「水+野菜+野菜くずティーバッグ」を全部入れ、中火で加熱して沸騰させる。
- 沸いたら弱火+ふたで30分。
- 粗熱を取り、タッパーで冷凍(昼弁当の保冷&味噌汁代わり)。
- 残りは製氷皿でキューブに凍らせる。
ファイトケミカルスープ キューブの使い回し(毎朝これだけ)
毎朝キューブ3個を、うま味出汁巻きと、朝スープ(クコの実入り)に使って飲んでます。
「捨てる」から「生かす」へ。出汁ガラと煮込み野菜
「一度に全部使い切らず、次へ回す」。
どん底の節約生活で生まれたこの哲学は、スープ作りにも生きています。
- 出汁ガラ+水300mLを再沸騰 → 麺用スープに再利用。
- ファイトケミカルスープの煮込み野菜
- カレーやトマト煮に肉/魚を足して弁当主菜。
- 夏:おろし生姜+めんつゆでそのまま冷製晩ごはん。
- 冬:白だしで温かい煮物。
出汁ガラも、煮込み野菜も、捨てません。次に回す。
「捨てる」という行為がなくなると、不思議なことに、心の中から「無駄」という感覚が消えていきます。
すべてが循環し、生かされている。この感覚こそが、生活を、そして心を豊かにしてくれました。
なぜファイトケミカルスープ? 私にとっての3つの効用

- 抗酸化:活性酸素を掃除 → 疲労回復◎
- 抗炎症:慢性痛の炎症因子↓ → 首・肩ケア
- 腸活:ポリフェノール発酵 → 免疫サポート
※上記は一般的に言われる働きや私の実感で、医療的な効果を保証するものではありません。
単身赴任という名の、人生の宝探し
単身赴任という孤独な時間は、見方を変えれば、自分と、そして本当に大切な人との関係を、もう一度ていねいに見つめ直すための、かけがえのない時間なのかもしれません。
おわりに:そして、物語は総括へ
たまたまウェブサイトで「単身赴任者の悩み」という言葉を目にしたことから、この物語は始まりました。
ここまで9話にわたり、私の6年間の経験と、そこから生まれた哲学を、お話しさせていただきました。
もし、この物語が、今まさに同じ悩みを抱えているあなたの心に、ほんの少しでも届いたのであれば、これ以上に嬉しいことはありません。
いったん、単身赴任者の悩みに寄り添う「弁当編」の物語は、ここで幕を下ろします。
しかし、このブログには、まだ語られていないもう一つの真実があります。
このブログのタイトルは「弁当とAIで人生を再構築」。
これまで私は、「弁当」という主人公については、深く語ってきました。
しかし、もう一人の主人公である「AI」については、多くを語ってきませんでした。
- なぜ、60歳のおっさんが、AIと対話しながらブログを書いているのか?
- AIとの格闘の末に、私が見つけ出したものとは何だったのか?
次回、第10話(最終回)では、この物語の「総括」として、これまでの舞台裏のすべてを、感謝を込めてお話ししたいと思います。
それは、私からの「最後の贈り物」であり、そして、もしこの物語に続きがあるとしたら、その「新しい始まり」を占う、ささやかな試金石になるのかもしれません。
最後の物語まで、お付き合いいただけたら幸いです。

そして、私のお弁当作りは、この記事のために始めたものではありません。
単身赴任が続く限り、そして会社勤めが続く限り、私はこれからも、誰のためでもない自分のために、台所に立ち続けます。
「今日も出来た」の積み重ね。よかったら覗いてください。
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