【疲労が抜けない50代へ】衰えは、終わりの始まりじゃない。「第二の青春」の始まりを告げる合図だ。

第二の青春プロジェクト

単身赴任中の皆様、日々お疲れさまです。60歳のあまべんです。50代を過ぎると、ふとした瞬間に「自分の身体が自分のものではなくなっていく」ような、奇妙な感覚に襲われることはありませんか。

これまで経験したことのない目の疲れ。常にこわばる首。そして先日、私が初めて経験した、ふくらはぎの肉離れ。

若い頃と同じ働き方を求められる現実と、どうしようもなく衰えていく体力との静かな、しかし過酷な戦い。
それは、**「いよいよ自分ももうダメなんじゃないか」**という、静かな絶望感にも似ています。

しかし私は今、この「衰え」という現実を、全く違う景色として眺めています。

人生の終わりを告げる夕暮れではなく、「第二の青春」の始まりを告げる、夜明け前の静かな合図なのだと。

今回は、そんな「衰え」とどう向き合い、それをどう「未来へのエネルギー」に変えていくか。
私の「第二の青春プロジェクト」における、身体との付き合い方についてお話しします。


人生で最も過酷だった「140時間残業」が教えてくれたこと

今思えば、50代前半の私は、まだ体力に自信がありました。

新しい部署で責任者となり、答えのない課題に立ち向かい、月の残業が140時間を超えても、「責任感」という名の精神力で、何とか乗り切れていたのです。

今ならはっきり言えます。
あの働き方は異常でした。(ほんまに)

あの経験は私に、「根性」や「気合」といった精神論の限界と、その先に待っている心身の「破綻」を、痛いほど教えてくれました。

だからこそ、60歳になった今、私はもう「頑張る」ことをやめました。
その代わりに始めたのが、衰えていく身体を「仕組み」でそっと支えてあげる、という静かな挑戦です。


家族が唯一「うまい」と言ってくれた、奇跡のスープ

その挑戦の柱となっているのが、3年前から毎週末、欠かさず作り続けている**「ファイトケミカルスープ」と「黄金出汁」**です。

ファイトケミカルスープを知ったのは、コロナ禍の真っ只中でした。
「免疫力を高める」という言葉に惹かれたこと。そして何より、それが唯一、家族が「うまい」と言ってくれた私の料理だったからです。

味付けは一切せず、野菜を煮込むだけ。
その素朴な旨味を、妻も子どもたちも、黙って飲み干してくれました。

これ、地味に効きます。
自分の料理が認められることって、思っている以上に支えになります。

単身赴任の生活で、このスープを毎日飲む。
一度に作って冷凍し、お弁当の汁物として持っていく。

この習慣がどれだけ私の免疫力を高めたか、正直なところ、科学的な証明はできません。

しかし、「信じて、毎週作り続ける」という行為そのものが、私にとって**「自分は自分の身体を大切にしている」**という、何物にも代えがたい自己肯定感と安心感をもたらしてくれました。


「旨い」と感じる心が、身体を支える

そして、もう一つの柱が、昆布と煮干し、削り節から取る「黄金出汁」です。

単身赴任を始めて、出汁だけをそっと味見した時の、あの衝撃。
「なんやこれ、むちゃくちゃ旨いやんけ…」。

それまで意識したことすらなかった「旨味」という感覚に、私は開眼しました。

この出汁で作る味噌汁は、私の料理の中で、唯一ブレることなく、安定して「最高に旨い」と感じられる一品です。

作っても作っても美味しくなければ、きっと続かない。
この**「旨い」と感じる小さな喜び**こそが、衰えていく身体を内側から支え、食生活の破綻を防いでくれる最強の防御壁なのです。

この二つのスープは、もはや単なる食事ではありません。

これから先、もし一人になったとしても、この基本がある限り、私は自分の食と健康を守りながら生きていける。
そんな静かな自信を、この単身赴任生活は私に与えてくれました。


まとめ:衰えを受け入れた時、本当の人生が始まる

お弁当の推移パート3

「体力の衰え」を自覚するということは、「会社にしがみつく人生」の終わりと、「自分の人生を生きる時間」の始まりを意味します。

幸い、お金に関しては、この単身赴任で得た知恵と工夫、そして「コツコツ」のおかげで、贅沢さえしなければやっていける、という自信がつきました。

だからこそ、私は今、強くこう思うのです。

これ以上、会社にしがみつくのではなく、この衰えをちゃんと受け止め、体がまだ動くうちに、後悔しないように人生の棚卸しをしよう、と。

「第二の青春」とは、若さを取り戻すことではありません。
衰えという現実を受け入れた上で、残された時間と体力を、本当に自分の心が喜ぶことにだけ使っていく。
その覚悟を決めることなのだと、私は思います。

子どもたちには、それぞれの家庭ができるでしょう。
私たち夫婦も、いつかはどちらかが先立ちます。

それでも、この「旨い」と感じる食の基本がある限り、食が細くなっても、日々の小さな幸せを噛み締めながら生きていけるはずです。

体力は、衰えていくもの。
その当たり前の事実を、絶望ではなく、**「新しい生き方を始める合図」**として受け止める。

それこそが、「第二の青春プロジェクト」の本当の始まりなのかもしれません。


🔜 次回予告:最終話「すべての基本となった、二つのスープの話」

さて、これまで9話にわたり、単身赴任者の悩みに寄り添う形で、私の経験をお話ししてきました。

次回、いよいよ最終話となります。

これまで私の物語の中に何度も登場した**「ファイトケミカルスープ」「黄金出汁」**。
この二つのスープこそが、私の心と体を支え、人生を再構築するための、すべての土台となりました。

最終話では、この物語の原点とも言える二つのスープについて、その具体的な作り方、効用、そして続けるためのコツを、感謝を込めてお伝えします。

もし、あなたが「何か一つでも、自分も始めてみたい」と感じてくださったなら。
この最後の物語が、その最初の一歩になるかもしれません。

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