毎日の自炊が、家族との距離を縮める魔法?

50代の悩み処方箋(心・金・体)

単身赴任中の皆様、今日もお疲れさまです。60歳のあまべんです。

お弁当を作り続ける中で、私はある答えにたどり着きました。
家族との関係を取り戻すために必要なのは、

家族との関係を取り戻すために必要なのは、

「いつか帰る場所で、笑い合える約束」をつくること

なのだと。

その約束を形にするために、私は一つの仕組みを始めました。

名付けるなら「家族とのごちそう貯金」です。ルールは、とても単純です。

  • 単身赴任先で自炊をすることで浮いた、昼と夜の外食費
  • 積立NISAなど「先に出しているお金」はそのままにして、
  • それを上回った分は全額「家族とのごちそう貯金」に回す。

ただそれだけです。

けれど、この単純なルールが、私のいろんなものを変えました。

なぜ続けられたのか? それは「もったいない」に救われたから

もちろん、毎日完璧にできたわけではありません。
そんな私の背中を押してくれたのは、強い意志ではなく、もっと人間くさい、ささやかな感情でした。

仕事帰りの駅で、「今日はもう外で済ませたい…」と思った日も、何度もあります。そんな時頭をよぎるのです。

「…あかん。あの、おにぎりと卵と豚肉、どうすんねん」

毎朝、出汁巻き卵を焼きますが、どうしてもお弁当箱に入りきらず、半分はそのまま口に入れていました。
そして歳を重ねるごとに食べられるご飯の量が減り、半端に余るようになりました。

であれば、夜のためにおにぎりを握り、出汁巻き卵半分を夜用として残しておいたらええんとちゃう?
そんな感情が芽生えました。

私の心に染み付いた、関西人ならではの「もったいない」精神
この、ある意味でみみっちい感情が、何度も私を救い、まっすぐ家に帰してくれました。

家族と囲む、罪悪感のない食卓

この積立を始めて、3年が過ぎた頃。
借金もようやく消え、増えていく数字は、
「なんで、もっと早くこうせんかったんやろうなあ…」という情けなさと同時に、、
「でも、今からでも間に合ったんやな」という感覚へと変えていってくれました。

自信も少しずつ回復していったのです。

そして、旅行よりも「その分で外食をすれば、その期間は家事をしなくて済むこと」のほうが嬉しい妻と、外で食べるのが大好きな子どもの顔が浮かび、

「頻繁には帰られへんけど、帰ったときぐらいは、
思い切って外で美味しいもん食べに行こか」

と、自然に思えるようになりました。

「なんでも好きなもん頼んでええで!」
「じゃあ遠慮なく一番高いのいってええ?」

特別なことではないのかもしれません。
どこの家庭にでもある、ありふれた光景かもしれません。
でも、私にとっては、これ以上ないほど特別な瞬間でした。

そう思えたとき、私は、過去の情けない自分を、ほんの少しだけ許してもらえたような気がしました。

ぜんぶ、台所から始まっていた

極端な例えかもしれませんが、私にとって台所は、未来を作る場所になりました。

自炊と夜の三点セット、ごちそう貯金、積立NISA。
やっていることは、どれも地味で、映えません。

でも、コツコツ続けていくうちに、
私の中に一つの感覚が生まれました。

「もう浪費で人生を壊すことはないだろう」

老後に十分な資産があるわけではありません。
それでも、借金はなくなり、毎月の固定費は抑えられ、先の見通しも少しずつ立つようになりました。

そのたびに、家族との会話のトーンが変わっていきました。

「今度帰ってくるとき、なに食べに行こか?」

その変化の源は、華やかな昇進でも、副業の成功でもない。

ただ、誰も見ていない単身赴任先の台所で、
毎朝お弁当を作り、おにぎりを結び続けた時間だったのです。

「ぜんぶ台所から始まってるんやな」

早朝のコンロの火。
じゅうじゅうと鳴る出汁巻き卵。
ファイトケミカルスープの湯気。

それら一つひとつが、未来の家族との時間へと、静かに線を伸ばしている。

誰も見ていない、誰にも褒められない時間。
でも、その積み重ねによって生まれたのは、家族と囲む罪悪感のない外食と、将来に対するほんの少しの自信でした。

映えん、でも折れん、焦らん、盛らん。
自分のために作った弁当は、綺麗じゃないけど、ちゃんと旨い。
そして、誰かの笑顔にも、ちゃんとつながっている。

そう思えるようになっただけで、
単身赴任の寂しさは、まったく違う色に見えてきたのです。

今日からできる、未来への一歩

もし今、
「家族との距離が不安だ」
「お金のことを考えると、胸がざわつく」
そんな気持ちでこの文章を読んでいるなら——。

まずは、お米を一合、研いでみませんか。

たったそれだけで、「もう一人の自分」が、
台所の中にひっそりと生まれます。

そしていつか、家族と囲む食卓でふと気づくはずです。

「あの日から、少しずつ、ここへつながってたんやな」と。

単身赴任は、たしかに孤独です。
しかし、その孤独な時間は、見方を変えれば——

自分と、そして本当に大切な人との関係を、
もう一度丁寧に見つめ直すための時間

なのかもしれません。

🔜 次回予告:「生活の単調さ」とどう付き合うか

単身赴任は退屈? いや、実は「伸びしろ」だらけです。

単調な単身生活を、学びと挑戦に満ちた“第二の青春”へと変えていきたい、あまべんです。

ほな、次も一緒に、のらりくらりいこか。
次回も、よかったらまた読みにきてください。


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