【今週のあまべん】「あっという間に無くなったご飯が答えやった」— 大阪帰還2週目、弁当と家族のリアル

週報
午前様の翌朝、もう一人の自分が「やめたらあかん」と囁いた。

【今週の金言】

言葉で「旨い」とは
言ってくれん。
でも何も残らず無くなるのが
その答えやな(笑)。

あまべん

■ もう一人の自分が囁いた朝

今週、出張から帰ってきたのは日付が変わった午前様だった。

正直、今日は弁当やめようかと思った。でも、もう一人の自分が「やめたらあかん」と囁いた。

眠い目をこすりながら台所に立つ。鶏トマト、鮭、だし巻き、ひじき、キャロットラペ。いつもの5品。意外としんどくなかった。出張の2日間が有意義だったからだと思う。

そして翌朝。昨日やめずに作ったことで、今日がびっくりするほど楽に作れた。

弁当にはリズムがある。1日休むとリズムが途切れる。でも、しんどい日に踏ん張ると、翌日が自分を助けてくれる。6年間、毎朝繰り返してきた「型」は、午前様の翌朝でも私を裏切らなかった。

■ 出張2日間で見えたこと

今週は2日間の業務引継ぎ出張があった。

私が携わっているプロジェクトの説明会が2件。4月中で目途を立てて表舞台から裏方にまわる予定で動いている。1つずつ慎重にやっつけていく。弁当のストックと同じで、仕込みを終えた安堵感がある。

宿泊は話題のサウナ付きカプセルホテル。最初の印象は「2回目は無いな」だったが、2回目のサウナを終える頃には「噂通りの設備やな」に変わっていた。何だかんだ言っても爆睡できて、睡眠も深く時間も長い。これ以上のことを求める必要は無い。私の弁当と同じや(笑)。

■ 30年来の相棒が帰ってきた

週末、2週間遅れで愛車の原付バイクが東京から戻ってきた。

30年以上修理を重ねて、今も元気に動く天然記念物的な私の相棒だ。ボンドで何度も修復した弁当箱と同じ匂いがする(笑)。壊れても直して使い続ける。これが私の流儀なのかもしれない。

これで行きたいところに気軽に行けて行動範囲が一気に広がる。

■ あっという間に無くなったご飯が答えやった

単身赴任中、台所は完全に自分だけの城だった。自分が旨いと思えばそれでよかった。

我が家に戻って、口が増えた。どうしても「旨い」と言わせたくなる。でも、言ってくれん。先週の週報にもそう書いた。

……と思っていたら、週末に作ったファイトケミカルスープだけは一気になくなった。ただ野菜と野菜くずを煮込んだだけなのに。凝った料理には何も言わず、一番シンプルなスープに「旨い」が集まる。何だかなぁ(笑)。

そして週末の夕食。原付が戻ってきた祝いに、ちょっと豪華な夕食を作った。

子供が「なんで今日は豪華なん?」と聞きながら黙々と食べる。炊飯器から溢れそうな炊き込みご飯があっという間になくなった。

言葉では言ってくれん。でも、余らず全て無くなるのが「にやり」と笑える答えやった。今日は私の勝ちやな(笑)。

ちなみに息子はアルバイトの給料で最近スイーツを買って帰ってくることが多くなった。今日はバスクチーズケーキを買って帰ってきていた。深夜にネットゲームで「呪文」を唱えている息子だが、6年間、嫁との2人生活を忍耐強く支えてくれた優しいヤツだ。仕方がないので、ウナギの大きい方を彼にあげた(笑)。

嫁は相変わらず「なんかバスクチーズケーキと違う」と文句を言っていた。それも含めて、東京のガランとした部屋では絶対に味わえなかった騒がしい景色だ。

■ 昔の仲間と、会社の「同調圧力」

金曜の夜は、昔の仲間と7年ぶりに食事をした。

皆、違う会社の人ばかりなので、利害関係がない。ここだけの裏話がたくさんできて本当に楽しかった。私は60歳、彼らは63歳。仲良くしてくれてありがたい。夏の再開を約束して別れた。

ただ、正直に言うと、最後の方は疲れてきた。通勤だけでも体力の衰えを感じる今日この頃。歩く速度も遅くなったような気がする。歳には勝てない。だからこそ、時間の使い方には今まで以上にシビアでいたい。

そんな折、職場で昔同じ会社だったというだけで、一緒に働いたこともない人から「なぜ〇〇さんに挨拶に行かないの?」とチクリと言われた。

昔の私なら、空気を読んで愛想笑いで挨拶に回っていたかもしれない。でも今の私にはタスクが山積みで、そんな余裕はない。義理の挨拶回りに時間を使うより、自分のやるべき仕事を定時までに終わらせてサッと帰る。その方が自分にも会社にも正直やと思う。

■ 予期せぬボーナスと「破綻しない」哲学

4月から給料が半減し、ボーナスも無くなると覚悟していた。

ところが、たまたま明細をチェックしたら、ボーナスが支給されていた。無いものと思っていただけに、この差はとてつもなく大きい。これで年金の受給を1年遅らせてもいいくらいの余裕ができた。

とはいえ、このお金で贅沢をするつもりはない。元々頭になかったお金だ。そっくりそのままNISAの運用に回すことに決めた。

給料が減っても、「入ってきたものをそのまま未来へ回す」という哲学さえブレなければ、心は決して破綻しない。単身赴任の6年間で培ったこの感覚は、我が家に帰ってきても私を守ってくれている。

【来週の予定】

来週は、役職者を集めて「私にどんな仕事をしてもらうか」のミーティングがある。ここで業務が明確になれば、今の閉塞感も少しは和らぐかもしれない。

そしてGWには学生時代からの親友と地方遠征ゴルフ。退職記念品の旅行券を初めて使う。大事に持っていても仕方がないからな(笑)。それとこれまで頑なに拒んでいた会社のOBとの懇親ゴルフ+食事会にも顔を出すことにした。最初で最後の参加になるかもしれんけど(笑)。

来週も、ポンコツ上等、のらりくらりとやっていく。

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