60歳、単身赴任を終えて大阪に戻った男の週報。GWは前半天国、後半地獄、それでも続く第二の青春。
会社のために治す、から、 自分のために治す、へ。 あまべん
5月の幕開けは、天国だった
5月1日、4月の月報を書き終え、回転すし店で家族4人が集合した。長男が手術後の療養で帰省。それぞれがバラバラに集まる、それでも家族が揃う夜だった。集まる、はバラバラに集まる、でええ。我が家の新たなスタイルを感じた夜やった。
5月2日、始発に乗って学生時代からの親友との地方遠征ゴルフへ出発。1人は肉離れで残念ながら参加見送りとなったが、3人でも十分濃い時間になった。
5月2日のゴルフ場は、快晴、ほぼ無風、雪が残る山並み。「足りないのは腕だけやな」と笑い合った。夜は旨い魚料理を食べて、次は温泉ゴルフで意見が一致。最終目標はパタヤで海外ゴルフ。その時に備えて体力維持に励む——夢を口に出すと、実現に近づく気がする。

親友の一言は、経験から語られる診断書や
5月2日、地方遠征で一緒にゴルフをした親友から「血圧の薬を飲んだ方がええよ」と言われた。
4月29日に測った血圧は133/94。下が94は軽症高血圧の入口だった。入社時は低血圧で再検査を何度も受けたほどだった私が、60歳で正常高値に。医者は数値を見て言うが、親友は自らの経験から言う。正に生身の診断書やな(笑)。
違う業界でそれなりの地位を得てきた親友との会話は、いつも新鮮だ。学生時代から続いているこの関係を、互いの周囲が羨ましがってるとそれぞれが言いあう。私の会社の上司からも、同じことを言われる。利害なしで心から安心して信頼できる相手の希少性が、60歳になってますます際立つ。
地獄が来た——嘔吐4回の夜
5月5日、未明から嘔吐が始まった。朝までに4回。さすがにまずいと思い、休日救急診療を受診。点滴と血液検査、薬をもらって帰宅し、ひたすら寝た。2時間ごとに目が覚めるが、こんなに寝れるのかと自分でも驚くほど寝続けた。
5月6日、嘔吐は治まったが下痢と発熱が新たに始まった。この日、自分の中で大きな変化に気づいた。これまでは「会社が始まるまでに絶対に治さないと」と思いながら床に伏していたが、今回はその気持ちが薄れてきた。出社に間に合わすために治す、から、明日通常の診察を受けに行こう、へ気持ちが変化していった。
同じ日、職場の上司へ休暇の連絡を入れた。連休明けに休暇を取るというこれまでに無かったことへの後ろめたさが、以前ほど湧いてこなかった。休むことに慣れる、これはリタイアへの助走なのかもしれない。
細菌性胃腸炎と、ケガの功名
5月7日、通常診療を受診。診断結果は細菌性の胃腸炎。何処で何で感染したかは不明。ただ、嘔吐と下痢で身体が空っぽになり、血圧が一時的に正常範囲に収まった。体重も71kgまで2kg減。これはケガの功名と、感謝せなあかんかも知れないと思った(笑)。来週予定していた会社の健康診断は、胃カメラを医師に勧められ、人間ドックへの切替を決めた。

218ビューの先で、それでも普段通りの弁当
5月7日の復活ご飯のポストが、1日で218ビューを記録した。これまでで最高の数字。地方遠征ゴルフの115ビューを大きく上回った。地方遠征から胃腸炎へ、そして復活へ——3日間の物語性が、読者の目に届いたのかもしれない。
5月8日、いつも通り弁当を作った。ソーセージ、鮭、だし巻き、ひじきと切り干し大根の煮物。218ビューを浴びても、自分のリズムは変えない。一発狙いではないので、これはこれにしておく。映えん、でも折れん、焦らん、盛らん——4月までに積み上げた哲学が、5月の動的な展開を支えてくれている。
地方遠征ゴルフ時の雪化粧が印象的な山並み、親友からの一言、地獄の嘔吐4回、復活ご飯のオムライス、218ビューの記録——この一週間に詰まったものは、あとから振り返ったら「あれが第二の青春の本格始動だった」と言える日が来るかもしれない。次の遠征ゴルフ時は動画撮影にトライして夜の宴会の盛り上がりとパタヤゴルフYouTubeへの伏線を張る計画も、眠れない夜に浮かんできた。
第二の青春は、ジェットコースターを乗りこなしながら、のらりくらりと続いていく。


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